魅力的なマンションリノベーション。業者選定のポイントをご紹介致します！

建築は経年劣化します。住宅も同様です。
年数が経つと、どこかが痛んで、どこかが故障し、どこかが時代に合わなくなります。
そこで多くの皆さんが建て替えやリフォームを考えるわけですが、
マンションの場合は戸建てと違って建て替えができませんし、リフォームも特殊です。
マンションのリノベーションとリフォームについて少しご紹介致します。

マンションリノベーションの特徴

マンションリノベーションで最も多い事例は、スケルトンリフォームです。
マンションの住戸は鉄筋コンクリートの床壁天井で６面を覆われた空間で構成されています。
その６面空間の内側に断熱材、石膏ボード、合板などで内壁を作って、部屋を仕切って設備を導入してインテリアを造っています。これがマンションの住戸です。
戸建て住宅が、基本的には木造で柱と梁で空間を作り、床壁天井を仕上げて行くのとはわけが違います。

あくまでも空間はコンクリートで覆われた６面体なんです。
現在の住戸の床壁天井を全て取り去ると、このコンクリートむき出しの６面体が現れます。
これをスケルトンと言います。
スケルトンリフォームというのは、マンションの住戸全てを解体して、スケルトンの状態、つまりコンクリートむき出しの裸の状態に戻して、
ゼロから住戸を作り上げるリフォームの事を言います。
つまり、全く新たなインテリアを構成し直す工事となるので、従来住戸を全く変革するわけで、スケルトンリフォームはリノベーションという事になります。
ですから、マンションのスケルトンリフォームは、マンションリノベーションという事になります。
多くのマンションリノベーションは、スケルトンリフォームで行われる事が多いです。

最適なマンションリノベーション業者

リノベーションはコンセプチュアルなリフーム工事なので、単なるリフォーム店に任せるのは危険です。

理由は二つあります。
一つ目は、リノベーションはリフォームと同義ではないという事です。
既に申し上げている通り、リノベーションはリフォームの一種でありますが、住まい方を変革する増改築工事の事を言います。

技術的に工事ができるからと言って、リノベーションができる業者とは限りません。
それはどういう事かと申しあげますと、依頼者の暮らし方を含めた変革要望を聞き入れる能力があって、その意味を咀嚼できて、プロとして提案できて、工事ができる能力が無い業者はリノベーション業者とは厳密には言えないからです。
単に依頼者のリフォーム要望を聞いて工事をできるからと言って、暮らし提案ができるとは限りません。

リノベーションするということは、住宅をリニューアル工事する能力と共に、依頼者家族が望ましい理想の共住空間と暮らし方を提案して変革させてあげなければなりません。

つまり、単純にリフォームができるとか、価格が安くリフォームができる会社という観点ではない業者選定が望まれます。
リノベーションとリフォームは同義ではありません。
多くのリフォーム業者は、リノベーションとリフォームの違いを理解していませんから、業者選定の段階から、ご注意されることをお勧め致します。

二つ目は、マンションのリフォームは特有のノウハウが必要だからです。
それは構造的な問題と、管理的な問題があります。
構造的な問題というのは、前段で述べた通り、マンションはスケルトン構造だからです。多くのリフォーム業者は木造住宅のリフォームには慣れています。
それは大工さんが多いからです。

木造住宅は、土台、柱、梁という基礎構造に、空間を埋めて壁を作り家ができています。
マンションは空間がありません。コンクリートで６面が塞がれています。
塞がれたコンクリートの空間に室内を造るので、木造住宅を造るのとは違いがあるのです。

管理的な問題というのは、マンションは集合住宅だという事です。
戸建ての場合は依頼者の住宅だけで工事が成立しますが、マンションの場合は集合住宅で、コンクリートで住戸が繋がっているので、リフォーム工事をすると、周囲の住戸に音が響きわたります。
また、工事する材料や器具を搬入するには、マンションの共有部分を使う必要があり、許可が必要になります。

戸建て住宅なら、工事業者はその家の前にトラックを駐車して搬入し工事を開始しますが、マンションの場合、玄関前にトラックを置き放していい事はまずありません。
業者のトラックをどこに駐車するのかという問題すらも依頼者とだけで決める事はできません。

これが集合住宅の問題です。つまり、管理組合、もしくは管理人と事前の打ち合わせが必要ですが、
マンションリフォーム専門業者でない単なるリフォーム業者はそのことさえも知らない場合が多いのです。

結果、マンション住民とトラブルを発生させてしまう事になり、依頼者である貴方のご家庭がマンション内で嫌な思いをすることになりかねません。
ですから、マンションリフォームを依頼する時は、マンションリフォーム専門業者に依頼する事をお勧め致します。
さらに、スケルトンリフォームを希望される場合、つまりマンションリノベーションをご希望の場合は、マンションリフォーム業者の中から、プロの提案力がある業者を選択して下さい。

リノベーションは、依頼者の夢を聞き入れて、咀嚼して、プロの提案をしてくれる御者が最も望ましい業者です。
ですから、マンションリノベーションの最適業者は、マンションリフォームの専門業者の中で、コンサルティングができる業者だといえます。
これはなかなか探すのが難しいので、マンションリノベーションをご希望される場合は、時間をかけてじっくり業者を探す事をお勧めいたします。

マンションリノベーションは、マンション住戸を革新させてくれるリフォームなので、とても魅力的です。ですが、マンション特有の問題を理解しているプロで、コンサルティングができる業者が最も望ましいので、なかなか世の中に存在していません。ですから、マンションリノベーションをご希望される場合は、焦らずじっくり業者選定することが肝要です。